鮭

2018年9月19日-20
平成30年度「さけ・ます増殖技術研修会」開催(2018年9月19、20日)
- 山形県鳥海温泉「遊楽里」にて -

 一般社団法人全国さけ・ます増殖振興会は、平成30年9月19日(水)、20日(木)、 「さけ・ます増殖技術研修会」を
山形県遊佐町において、本会主催の第3回技術研修会を開催しました。今回は1泊2日です。


 初日は「さけ・ます資源」を取り巻く環境について改めておさらいをし、ふ化放流事業の位置づけや、サケ資源のさらなる利用方法について学びました。
 また、近年の回帰不振は地域経済に大きな影響を及ぼし、増殖事業の面においても種卵の安定確保に大変ご苦労されております。
 この点を踏まえ、先達は過去にどのような技術の転換を図ってきたのか、時系列にまとめられた年表で知ることができました。

技術面のご講演は、これまでのアンケートで要望のあった事案について、特に、魚病による特徴的な動き(稚魚観察のポイント)について、文字やイラストをまじえてご説明いただきました。
参加者にお聞きしたところ、普段の観察のポイントが間違っていなかったことが改めて確認できた、とお話しいただきました。文字にすることは再確認する上で重要なんですね。

 また、実習の要望も寄せられていました。
 今回は枡川鮭漁業生産組合さんのご協力の下、飼育池をお借りして駆虫法の実習を行いました。
 長靴に履き替え、飼育池で竹竿にブルーシートで仮設の池をつくり、飼育用水と塩、お酢を溶き入れ、また、その際の酸素ボンベの取扱法など、この作業に何人必要なのか知ることができました。

 懇親会ではあちこちで意見交換が行われており、他県のふ化場の様子を聞く場となっていました。

 今回のアンケート結果や、ふ化場にお伺いした際にお聞きしたことなどを研修会に活かしていきたいと思います。

最後に、研修会の開催にあたり、講師派遣や講演資料の提供をいただいた国立研究開発法人北海道区 水産研究所及び東北区水産研究所の皆様に心より御礼申し上げます。

 

  ★<平成30年度 「さけ・ます増殖技術研修会」報告書>はこちらから





トピックス一覧へ
TOPへ